猫を飼う上で悩みの種になる物の1つが爪研ぎでしょう。
爪とぎは本能
猫の爪研ぎにはちゃんとした意味があります。「狩りの為に爪を手入れしておく」や「臭いを付けて縄張りを主張する」といった物です。つまり動物としての本能なので、この爪研ぎを止めさせる事は出来ません。仮に止めさせる事が出来たとしても、ストレスが溜まり、最悪命を縮める事にもなりかねません。
猫にとって爪研ぎが本能であり、止めさせない方が良い物であるのならば、人間と共存するには「決まった場所で爪を思う存分研いでもらう」という事が最適でしょう。
当然皆さんそうお考えになり、爪研ぎなりキャットタワーなりをご用意されることでしょう。
しかしながらなかなか思うようにいかない…。そうおっしゃる方も多いでしょう。
うまくつきあうコツ
そこで猫の爪研ぎとうまくつきあうコツをいくつかご紹介します
行動
●他の場所でしそうになったら、すぐに爪とぎ器のところに連れて行って、猫の手をそこにそっと誘導してあげましょう。
●間に合わず、他の場所でといでしまったら、大きな声を出して、とりあえず爪とぎを中断させましょう。
●うまくできたらほめてあげましょう。
設置場所
●いくら注意しても爪研ぎを行うような場合、そこかそのすぐ近くに爪研ぎを設置できればしてあげる。
●爪研ぎには、縄張り意識がありにおい付けの意味があるので、複数の場所に設置してあげる方が良いでしょう。
●置き方も縦置き、横置きとあるのでその辺も工夫してみましょう。
好みの素材
●猫は個体により好みの差が激しいので、好みの物を探し当てる必要があります。
麻ひもや段ボール、ループカーペットや皮など、色んな好みがあるようです。ですから、普段爪を研こうとする物に近い物などから爪研ぎをチョイスしてみる事が重要です。
どうしてもうまくいかない場合…
どうしてもとがれたくないところで研いでしまう場合。プラスチック板、アルミ板などといった、猫の爪が引っかからないような素材で覆いをしてみましょう。
以下のような商品を利用するのも手です
理性VS本能
しつこいようですが、爪研ぎは本能から来る行動です。
「そこで爪を研がないで!」というのは人間の理性です。理性VS本能の戦いですから、本能の方が根性入ってます。気長に毎日がんばってみましょう。まぁ、気を引く手段として「マタタビをこすりつける」という手もありますが…。