なんと言っても「塩分表示のある物」を選びましょう。
塩分を気にする
なんと言っても「塩分表示のある物」を選びましょう。塩分を気にするのは、猫は塩分の過剰摂取により FLUTD(猫下部尿路疾患:主に下部尿路(膀胱から尿道)に起こる病気の総称)を引き起こす可能性が桁違いに跳ね上げるからです。猫の中には塩分の過剰摂取をしても FLUTD を発症しない子もいますし、過剰摂取をしなくても FLUTD になる子もいます。ですから、塩分を気にしても完全ではありません。しかし、塩分の取りすぎにより発症する可能性が非常に高くなるので、飼い主としても気にしてあげるべきポイントだと思います。この塩分の問題で人間の食べ物は毒のような物と言えるのです。
FLUTD の問題もあって、一昔前は「雄猫にはドライフードは良くない」と言われた時代もあるのですが、現在は非常に塩分が少ないドライフードも登場し、塩分量(マグネシウム量)が表示されている物があります。当然塩分量を表示するぐらいですからメーカーとしても「売り」の一つとしているのでしょう(ただ、「塩分表示がされているので低い」という過信はまずいと思いますが^^;;)。
ニュートロの成分
一つの目安として FLUTD 対応 として FDA(米国の食品医薬品局)の承認を得ているニュートロの「アダルトキャット-チキン」を例に取ると、マグネシウム0.075(%)となっています。
その他にもカルシウム、蓚(シュウ)酸、ビタミンD、ナトリウムなどにも気をつけましょう。つまり、ミネラルの過剰摂取が猫にとって命取りになると言うことです。
ニュートロ、アダルトキャット-チキンにおける他のミネラル成分は
- カルシウム(%) 1.10
- ビタミンD3 (IU/kg) 1.220
- ナトリウム、蓚酸については単独表記無し
となっています。
(成分量は正規代理店 redheart http://www.redheart.co.jp/ の保証分析値より抜粋させて頂きました。)
正規品が安心
「ニュートロじゃないと駄目」という気はさらさら無いのですが、うちのかかりつけの獣医さんからは「ニュートロは信頼できるので、ニュートロだけあげてください。おやつはやめましょう」と、おやつ禁止令が出たほど総合食として信頼できるそうですw。
格安フードが多い中、価格が価格なのでお勧めはしません。でも、そこまで言うほどのキャットフードなので、ニュートロの成分表は他のキャットフードを選ぶ上でも大変参考になると思います。大きなペットショップにはよく置いてあるので、一度今使っているキャットフードの成分表と比較して、今あたえている物がどんな物であるのか知っておくと良いと思います。
※尚、ニュートロ製品の購入をお考えになるならば、必ず正規代理店による「海外向け商品」を購入するようにしましょう。「海外向け商品」は商品成分・包装等が海上輸送用になっており、品質管理された物です。米国内用に販売されている物の並行輸入品は海上輸送などを考慮されておらず、賞味期限内の物でもカビなどが発生している物もあるようです。