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お外に出たいよ?

ストレスとコミュニケーション
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 以前は「猫は室内では飼えない、外に出す物」、こういう考え方がありました。しかし、近年では「猫は完全室内飼い」が基本となっています。これは猫の習性が理解されてきた為です。

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猫の平均寿命

 以前の定説である「猫は外に出す物。出さないとストレスで大変になる。」というのは「外の世界を知った猫」であると言う事がわかりました。そして外の世界で暮らす代表的な野良猫は、外で暮らしているにもかかわらず、平均寿命が2~3年しかない事もわかりました。

 それに比べて「外を知らない、完全室内飼い」の猫たちの寿命は、平均で12~13年もある事がわかったのです。これはもう、室内飼いにするしかないでしょう?。

窓の外を眺める理由

「でも、窓の外を眺めて外に出たそうにしているよ」

 こう感じる飼い主さんは少なくありません。

 しかし、それは人間の勝手な思いこみという物です。実は、猫が窓から外を眺めているのは「お外に出たいよぉ?」と見ているのではなく、窓が自分の縄張りの境界線である事から、外を見張っているにすぎません。「お外に出たいよぉ?」ではなく「お外に変化はないか??」といった具合でしょう。

外の世界のストレス

 仮に猫が「お外に行きたいなぁ」と思っているとしても、外に出すのは非常に問題です。外に出せば出すほど、「外の世界のストレス」という新しいストレスが猫たちを襲うのです。それは車、ノミ、病気、他の野良猫などです。前述したように、野良猫の平均寿命が2~3年という事実からも、このストレスは非常に大きい物だと考える事が出来ますし、完全室内飼いの猫たちの寿命が12~13年という事からも、外に出ないというストレスは猫たちにとって軽いストレスであると言えましょう。

 完全室内飼いにするには、「外を経験させない」というのが鉄則です。子猫の時から外に出さなければ、外に興味を持つ事はありません。

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