実際に不動産屋さんと連絡を取り、ペット可物件を見せてもらいに行く…。そういう手順をきちんと取っていても、実はスムーズに行かないことがあります。
まずは1件目
これは私たちの実体験です。
案内されて物件を見に行きました。まぁまぁ良い物件。「周りの道が狭い」という点が気になりましたが、日当たりも良好です。そんな時不動産屋さんから「もしも他の部屋から、『猫を飼っていて良いのか?』などのクレームが来たら『特別に許可をもらっている』と答えてください。」と言われました。
「え?」と思っていると…。
「ここはペット可の物件ではなく、気に入ってもらえたら大家さんに交渉してみるという物件なんです。大家さんは多分許可してくれます。ただ、今まで許可してませんから、他のお部屋から苦情が出たら、特別に許可をもらったと言ってもらえれば良いです。」
「おいおいおい…。」と思ったのは言うまでもありません。
トラブルが嫌で「ペット可」の物件を探しているんです。当然大家さんが許可していれば、契約上のトラブルはペットの飼育を行うこと自体では問題はありません。しかし、近隣とのトラブルはどうなんでしょう?。そこは木造のアパートでしたから鳴き声が隣に響くことも考えられます。「特別に許可」というのはちょっと避けたい…。
申し訳ありませんが、丁寧にお断り申し上げました…。
続いて、2件め
続いてもう一件の不動産屋さんに行きました。
そこでも中々良い物件があったのですが、階段が狭くて決めかねました。そこでもう一件紹介してもらったときのことです。
当然お店での説明では「ペットOK、猫OKです」とのことでした(そうでないと、当然見にも行きませんが…)。で現地へ。大家さんもいらっしゃって、物件を見ました。古いですがメゾネットタイプ(2階建ての小さな戸建てがつながっているもの)で、まずまずの内容。
「住まれるのはお二人で?」と大家さんに聞かれたので「はい、それと猫です」と言ったら…「猫は歓迎しないんだよね…」と大家さん。「え?、猫OKは確認したけど…」と思いましたが、大家さんがそうおっしゃるなら仕方ありません。
その後不動産屋さんの車でしばし待っていると「手違いで猫をOKされたのを、お忘れになられていたようです。今、きちんと許可もらいましたので。」と、不動産屋さん…。
いやぁ、そう言われてもねぇ…。
契約するときに契約書には「猫の飼育許可」について織り込まれるだろうけど、すっかり忘れて文句言われたり、そのたびに「契約書確認してくれ」というのもね…。何となくトラブル発生のにおいがしたのでお断りしました。
ラスト、3件目…。
さらに続いて3件目。
ここは前触れなしで飛び込みで行ったのですが、ここが大当たり。古いけどマンションタイプ。入り口に小さいけれど玄関ホールもあり、動物の飼育には最適です。しかも犬を飼っていらっしゃるお宅も複数入居されており、大家さんもペット可に慣れていらっしゃるようです。こういう大家さんの方が、こちらがきちんと対処していれば問題も少なくて済む確率も上がります。早速入居申し込みしました。
という感じで、すべての不動産屋さんに「猫で多頭飼いです」ときちんと話していたにも関わらず、実際に見に行ってみるとこれだけ難航しました。「ペット可」という条件があっても犬だけ、鳥だけ等のケースもあります。とはいえ、うちはかなりスムーズにすぐ見つかった方ですが…。