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避(不)妊と去勢

病気と怪我
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 賛否両論ある避妊と去勢ですが、メリット・デメリットをよく理解する事から始めましょう。

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賛否両論ありますが

 避(不)妊・去勢について賛否両論ありますが、当サイトのポリシーとして賛成・推進の立場を取ります。これは獣医師の多くがあげるメリットともう一つの避(不)妊・去勢の重要性からです。


獣医師があげる個体に対するメリットとデメリット
メリット 病気の予防 オスの場合は前立腺の病気、精巣・肛門周辺の腫瘍の予防。メスなら子宮の病気、乳腺腫瘍の予防。加えてホルモン性の高齢疾患の予防。
発情期の
ストレス軽減
発情期における性的ストレスの軽減により、延命効果がある。
デメリット 生殖機能を失う 子供が取れなくないます
肥満になりやすい 性欲が失われる分食欲に回るとも、縄張り意識が弱くなり運動量が減る為とも言われています。

 ただし、カロリーとダイエットを参照していただければわかるように、各総合栄養食を発売しているメーカーからライトフードや室内飼い専用フードなども発売され、飼い主の管理も非常に楽になっていますので、肥満についてはデメリットといえるかどうかは微妙なところです。

オスは日帰り、メスは1泊が多い

 手術内容は多くの場合、オスの去勢は睾丸の摘出、メスの避(不)妊は開腹手術による子宮と卵巣の摘出です。去勢は日帰りで、避妊は1泊というのが一番多いケースで、費用も2万円?3万円台というのが多いようです。獣医さんの考え方によってはオスでも入院させるところや、メスの場合多いところでは一週間預かるところもあるようですので、費用その他詳しい事は獣医さんに直接お伺いしてください。

 手術時期ですが、以前は8~10ヶ月頃と言われていましたが、最近は非常に早い時期からの手術が推奨されつつあり、アメリカでもそのデータを公表し、副作用がほとんど無いと言われています。

 一度発情してしまうと手術を施しても、擬似的な発情行動を取るなどする個体もあり、手術のメリットを考えると発情前に手術を施す方が良いようです。

 病気の回避についてですが、あくまでも予防であり100%完全に回避できる保証があるわけではありません。しかし、回避できる可能性が非常に高くなる以上、飼い主の愛情として受けさせるべきであると思います。

 その他、もうひとつの避(不)妊と去勢についても良く考えてみましょう。

8割が実施

 とあるアンケートによると猫の避(不)妊・去勢手術は、飼い猫の8割以上が実施しているという結果が出ています。非常に喜ばしい結果だと思います。

 なお、お医者さんによっては避妊手術を卵巣のみの摘出等にとどめるケースがあるようですが、当サイトでは全摘の方法をおすすめします。理由は病気の回避というメリットが薄れるからです。

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